ゆるむしの森プロジェクト

休耕田に自然発生した森林緑地「ゆるむしの森」の観察、調査記録、管理・運営活動を中心とする情報ブログ

カモジグサ

カテゴリー:チョウの食草と食樹 カモジグサ Elymus tsukushiensis var. transiens(イネ科エゾムギ属) 食草とする幼虫のチョウ種:ヒメジャノメ、ヒメウラナミジャノメ、ジャノメチョウ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)、イチモンジセセリ、チャバネ…

スイカズラ

カテゴリー:チョウの食草と食樹 スイカズラ Lonicera japonica(スイカズラ科スイカズラ属) 食草とする幼虫のチョウ種:イチモンジチョウ、アサマイチモンジ(タテハチョウ科イチモンジチョウ亜科) 半常緑のつる性木本(低木)で、別名ニンドウ(忍冬)、…

チガヤ

カテゴリー:チョウの食草と食樹 チガヤ Imperata cylindrica(イネ科チガヤ属) 食草とする幼虫のチョウ種:ヒメジャノメ、ジャノメチョウ、クロコノマチョウ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)、イチモンジセセリ、チャバネセセリ、オオチャバネセセリ…

オヤブジラミ

カテゴリー:チョウの食草と食樹 オヤブジラミ Torilis scabra(セリ科ヤブジラミ属) 食草とする幼虫のチョウ種:キアゲハ(アゲハチョウ科) セリ科の越年草で、細い茎が直立し、高さ 50–70 cm になります。上部は分枝し、複散形花序をつけます。葉は3 回 …

オギ(イネ科)

カテゴリー:チョウの食草と食樹 オギ Miscanthus sacchariflorus(イネ科ススキ属) ●食樹とする(葉を食べる)幼虫のチョウ種:ギンイチモンジセセリ、ミヤマチャバネセセリ(セセリチョウ科)、クロコノマチョウ(タテハチョウ科ージャノメチョウ亜科) …

春はシロチョウの季節

カテゴリー:生き物観察 2024年の春を迎えました。今年は2月に20℃を超える日があったり、3月には低温や雨の日が続いたりで、日本の四季もメリハリがだんだんとなくなっている気もします。それでも春になって、ゆるむしの森でもチョウの活動が少しづつ活発に…

メダケの役割を考慮した管理

カテゴリー:日記・その他 「ゆるむしの森」にはメダケの林があります。メダケは繁殖力が強く、地下茎を通してどんどん周囲に拡大していきます。ちょっと管理を怠ると、森を侵食し、周囲の農道にもチニョキニョキと出てきますので、適宜伐採管理が必要です(…

ゆるむしの森の植物一覧

ゆるむしの森のコア区域を中心に見られる植物(樹木、草本)を以下に一覧します。現在まで、138種を確認しています。このうち木本(樹木)は60種です(表中薄緑色の背景で示す)。 これらの中で、ゆるむしの森に生息するチョウの幼虫が食草、食樹とする植物…

ウマノスズクサ

カテゴリー:チョウの食草と食樹 ウマノスズクサ Aristolochia debilis(ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属) ●食草とする幼虫のチョウ種:ジャコウアゲハ(アゲハチョウ科) つる性の多年草で、川土手、道ばた、林縁などいたるところに生えます。茎は長さ 2…

メダケ

カテゴリー:チョウの食草と食樹 メダケ Pleioblastus simonii(イネ科メダケ属) ●食草とする幼虫のチョウ種:タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科のヒメジャノメ、ヒカゲチョウ、クロヒカゲ、サトキマダラヒカゲ、クロコノマチョウ、セセリチョウ科のイチモ…

シラカシ

カテゴリー:チョウの食草と食樹 シラカシ Quercus myrsinifolia(ブナ科コナラ属) ●食樹とする(葉を食べる)幼虫のチョウ種:ムラサキシジミ(シジミチョウ科) 常緑高木で、高さ 20 m ほどになります。いわゆるカシ類の一種で、秋にドングリが生ります。…

チヂミザサ

カテゴリー:チョウの食草と食樹 チヂミザサ Oplismenus undulatifolius(イネ科チヂミザサ属) ●食草とする幼虫のチョウ種:タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科のヒメジャノメ、コジャノメ、ヒメウラナミジャノメ、クロコノマチョウ、セセリチョウ科のキマダ…

アキニレ

カテゴリー:チョウの食草と食樹 アキニレ Ulmus parvifolia(ニレ科ニレ属) ●食樹とする(葉を食べる)幼虫のチョウ種:ヒオドシチョウ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) 落葉高木で、樹高 10~15 m になります。樹皮は灰色~灰褐色で、不規則な鱗片状…

ハンノキ

カテゴリー:チョウの食草と食樹 ハンノキ Alnus japonica(カバノキ科ハンノキ属) ●食樹とする(葉を食べる)幼虫のチョウ種:ミドリシジミ(シジミチョウ科) 落葉高木で、高さ10~20mになります。日本全国および東アジアに局地的に分布します。湿気の多…

ヤナギ類

カテゴリー:チョウの食草と食樹 カワヤナギ Salix gilgiana(ヤナギ科ヤナギ属) ●食樹とする(葉を食べる)幼虫のチョウ種:コムラサキ(タテハチョウ科コムラサキ亜科) 落葉小高木で、高さ 3〜10 m になります。ゆるむしの森では最も多いヤナギで、コム…

チョウの食草と食樹

ゆるむしの森に生息する、あるいはこの森と周辺で目撃できたチョウ種を中心に、幼虫の食草、食樹として発生・生育を確認できたものをこのページに記します。樹木と草本の和名のアイウエオ順に並べてあります。幼虫のチョウ種については、埼玉県東部に生息が…

秋はキチョウの最盛期

カテゴリー:生き物観察 キチョウ(キタキチョウ)Eurema mandarina は、モンシロチョウと並んで、シロチョウ科のなかで最も普通に見られる種です。発生時期は概ね3月から11月までですが、成虫で越冬するので、ほぼ一年中見ることができます。特に秋は個体数…

9月のチョウ-2023

カテゴリー:生き物観察 今年は10月に入って、やっと秋らしい気温になってきました。この記事では、まだまだ暑かった9月のゆるむしの森で見られたチョウを載せます。ジャコウアゲハとゴマダラチョウは別ページで紹介していますので、その他の代表的なものに…

「母の木 (Mother Tree)」仮説

カテゴリー:科学おもしろ話 はじめに みなさんは"Mother Tree hypothesis"(母の木仮説、母樹仮説)というのをご存知でしょうか。ドイツの森林学者ペーター・ヴォールレーベン(Peter Wohlleben)が書いた"The Hidden Life of Trees"という本 [1](下図)で…

ウマノスズクサージャコウアゲハの産卵

カテゴリー:生き物観察 「ゆるむしの森」では、いろいろなチョウの産卵行動を頻繁に目撃することができます。前のブログ記事ではゴマダラチョウの産卵を紹介しました。ここではジャコウアゲハ(アゲハチョウ科、写真1)の産卵を紹介します。 ↑写真1 ゆるむ…

ゴマダラチョウの産卵

9月に入り、「ゆるむしの森」周辺の田んぼでも稲刈りが始まりました。気温はまだ高いですが、秋を感じますね。 9月はコムラサキ亜科のチョウの 3 化目の羽化が盛んになる時期です。ゆるむしの森では、コムラサキ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラの3種を…

8月のチョウ–2023

カテゴリー:生き物観察 今年の夏は例年と比べて暑い日が続いていますが、8月も下旬になると空や風が秋めいてきました。空の青さが秋を感じさせます。周辺の水田は稲穂が伸びて黄色になっています。9月になれば稲刈りが始まるでしょう。 このページでは、今…

イチモンジセセリとオオチャバネセセリ

ゆるむしの森では、セセリチョウの種が豊富に発生します。しかし、現場での種の識別はなかなか大変です。セセリチョウは素早く飛ぶ種が多く、翅の模様も似ているので、動いている状態での同定はまず不可能です。同定には、止まった状態で翅の裏面の白斑点の…

7月のチョウ−2023

カテゴリー:生き物観察 2023年の7月も残りわずかとなりましたが、連日猛暑が続いています。ゆるむしの森でも日中35℃を超える毎日ですが、木々の間に入れば1-2℃下がりますので、まだ過ごしやすいです。この記事では今年の7月に見られたチョウを紹介します。…

セセリチョウとジャノメチョウ

カテゴリー:生き物観察 セセリチョウ科やジャノメチョウ亜科(タテハチョウ科)のチョウは、翅が茶色中心で割と地味ですが、希少種も多いです。ゆるむしの森には、埼玉県の準絶滅危惧種 [1] も含めて多くの希少種が生息しています。これまで、セセリチョウ…

6月の虫-2023:甲虫類を中心に

カテゴリー:生き物観察 前回の記事で、「6月のチョウ」を記しましたが、ここでは、ゆるむしの森でいまよく見られるチョウ以外の昆虫を、甲虫類を中心にして紹介します。今年の6月も例年通り、常連の虫たちが沢山見られます。 まずはコガネムシです(写真1-2…

6月のチョウ–2023

カテゴリー:生き物観察 2023.06.25更新 梅雨の時期になると、晴天が少なくて、チョウ観察ができる日も少なくなります。ここでは、6月の数少ない晴れた日を選んで観察できたチョウ類を紹介します。 5月のチョウについてはタテハチョウを中心に既に記していま…

5月の蝶−タテハチョウを中心に

カテゴリー:生き物観察 チョウと言えば、一般的に夏に多く見られるというイメージですが、第1化目の成虫が集中する5月が種数、個体数とも最も多くなる月の一つです。特に5月後半になると多くのチョウ種が見られるようになります。この時期「ゆるむしの森」…

5月の白い花ースイカズラとヒメウツギ

カテゴリー:樹木と草本 今年も5月に入り緑が色濃くなってきました。「ゆるむしの森」周辺の水田では田植えが始まっています。 森内では、目立つ花は少ないですが、春からキツネアザミ、ヒメジョオン、カタバミの可憐な花が一面に咲き、今はアカツメクサの赤…

ミドリシジミの幼虫ーその2

カテゴリー:生き物観察 先週、「ゆるむしの森」でミドリシジミの幼虫の探索を行ないましたが、わずか2頭しか見つけられませんでした(→ミドリシジミの幼虫)。お目当ての"ハンノキギョーザ"(ミドリシジミの巣)が全く見当たらず、激減したのかと少し心配に…