カテゴリー:チョウの食草と食樹
チヂミザサ Oplismenus undulatifolius(イネ科チヂミザサ属) ●食草とする幼虫のチョウ種:タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科のヒメジャノメ、コジャノメ、ヒメウラナミジャノメ、クロコノマチョウ、セセリチョウ科のキマダラセセリ
イネ科の多年草で、葉の形がササに似ていて、波をうつような縮んだようなしわがあることからこの名前があります。林の中の少し陽がさすような場所に発生することが多く、地面に這うように広がって群生します。秋に花が咲き、茎の一部が立ち上がって高さ 30 cm ほどの穂になります。開花時の雌しべの柱頭の羽毛状の毛や紫色の葯が目立ちます。
地面に低く生えているのであまり目につきませんが、ジャノメチョウやセセリチョウの一部の種の貴重な食草になります。上記のチョウ種のなかで、コジャノメは、まだ「ゆるむしの森」では確実には目撃していません。
カテゴリー:チョウの食草と食樹