ゆるむしの森プロジェクト

休耕田に自然発生した森林緑地「ゆるむしの森」の観察、管理・運営活動を中心とする情報ブログ

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ミドリシジミの幼虫ーその2

カテゴリー:生き物観察 先週、「ゆるむしの森」でミドリシジミの幼虫の探索を行ないましたが、わずか2頭しか見つけられませんでした(→ミドリシジミの幼虫)。お目当ての"ハンノキギョーザ"(ミドリシジミの巣)が全く見当たらず、激減したのかと少し心配に…

ミドリシジミの幼虫

カテゴリー:生き物観察 今日は、チョウの発生調査、ミドリシジミの幼虫の観察、アキニレの森の観察路整備のために「ゆるむしの森」を訪れました。ゆるむしの森の遠景では、すっかり緑色になりました。 まずはミドリシジミの幼虫の観察のためにハンノキの林…

エノキ上の Hestina 幼虫

カテゴリー:生き物観察 4月はコムラサキ亜科チョウ種の越冬幼虫が脱皮を終えて羽化の準備を整える時期です。「ゆるむしの森」ではコムラサキ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラの3種の幼虫が見られます。コムラサキはヤナギ類の葉を食べ、後2者の Hestina …

4月上旬の蝶ーセセリチョウを中心に

カテゴリー:生き物観察 2023.04.27更新 4月に入り、ゆるむしの森でもチョウの種類、数とも増えてきました。その中にはセセリチョウの仲間も含まれます。セセリチョウの種の多くは初夏から秋にかけて姿を見せますが、春に発生するものは比較的希少なものが多…

春の若葉ー2023

カテゴリー:樹木と草本 4月に入り、ゆるむしの森でも若葉の緑が目につくようになりました。落葉樹のいまの状況を中心に紹介します。 写真1は森のシンボルの一つであるハンノキのツインタワーで、右側の緑はメダケ林です。中央に見える観察路はカラスノエン…

植物は苦しい時に泣く

はじめに 最近、「植物が音を出して泣く」というとても興味深い論文がセル誌に掲載されました [1]。音を出すと言っても人間には聞こえない高い周波数の超音波の「響き」であり、これをマイクで拾うことに成功したというのです。この成果を早速ネイチャー誌も…