ゆるむしの森プロジェクト

休耕田に自然発生した森林緑地「ゆるむしの森」の観察、管理・運営活動を中心とする情報ブログ

#エノキ

エノキ上の Hestina 幼虫

カテゴリー:生き物観察 4月はコムラサキ亜科チョウ種の越冬幼虫が脱皮を終えて羽化の準備を整える時期です。「ゆるむしの森」ではコムラサキ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラの3種の幼虫が見られます。コムラサキはヤナギ類の葉を食べ、後2者の Hestina …

春の若葉ー2023

カテゴリー:樹木と草本 4月に入り、ゆるむしの森でも若葉の緑が目につくようになりました。落葉樹のいまの状況を中心に紹介します。 写真1は森のシンボルの一つであるハンノキのツインタワーで、右側の緑はメダケ林です。中央に見える観察路はカラスノエン…

今年初めてのチョウの分布調査

カテゴリー:生き物観察 「ゆるむしの森」では、例年、3月から12月にかけてチョウの分布の定量調査を行っています。週に一度、晴天で気温13℃以上の日を選び、チョウの成虫の種類と数を記録しています。 この調査は、トランセクト調査 [1] という方法に準じて…

12月の越冬幼虫調査

カテゴリー:生き物観察 今年も12月に入り寒さが増してきました。ゆるむしの森では飛翔するチョウの姿もめっきり減りましたが、それでもモンチロチョウ、キタキチョウ、モンキチョウ、キタテハ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミなどがまだまだ見られます。一方…

晩秋のエノキと虫

カテゴリー:生き物観察 11月も後半になり、チョウを見る機会はめっきり少なくなりました。しかし、「ゆるむしの森」にチョウの成虫個体数調査に行くと、まだまだがんばっている種もいます。キタキチョウ、キタテハ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミなどです。…

エノキ下の越冬幼虫調査

カテゴリー:生き物観察 ゆるむしの森プロジェクトでは、毎年冬になると、エノキ Celtis sinensis 下のオオムラサキ Sasakia charonda やゴマダラチョウ Hestina japonica (H. persimilis japonica) の越冬幼虫調査を行っています。調査場所は、埼玉県はもと…

ゴマダラチョウとアカボシゴマダラ越冬幼虫の脱皮

カテゴリー:生き物観察 今日は、半月前に放虫したゴマダラチョウの越冬幼虫の様子を観察に来ました。ハンノキの森はもうだいぶ色付いていて、下草も伸びてきました(写真1)。 ↓写真1 エノキの低木にもすっかり若葉がついていました(写真2)。この森には樹…