カテゴリー:チョウの食草と食樹
カワヤナギ Salix gilgiana(ヤナギ科ヤナギ属) ●食樹とする(葉を食べる)幼虫のチョウ種:コムラサキ(タテハチョウ科コムラサキ亜科)
落葉小高木で、高さ 3〜10 m になります。ゆるむしの森では最も多いヤナギで、コムラサキの幼虫が最もよく発生します。樹液も豊富で、甲虫類やスズメバチが集まります。
ヤナギ類の樹皮はゴツゴツしていて、コムラサキの幼虫はこの樹皮の隙間に身をひそめて越冬します。越冬幼虫の大きさは 10 mm 弱で、保護色になっているので、目を凝らさないと見つけられません↓。
マルバヤナギ Salix chaenomeloides(別名:アカメヤナギ、ヤナギ科ヤナギ属) 食樹とする(葉を食べる)幼虫のチョウ種:コムラサキ(タテハチョウ科コムラサキ亜科)
落葉高木で、高さ 10〜20 m になります。ヤナギ類の葉は一般的に細長いですが、マルバヤナギはその名のとおり、葉が丸みを帯びた楕円形で、縁には小さな鋸歯があります。
果実は6月頃に裂開し、白い綿毛に包まれた小さな種子を飛ばします。初夏にはふわふわとした雪のように舞う姿が見られます。若葉は赤味を帯び、別名アカメヤナギの由来になっています、
他のヤナギと同様、樹液が豊富でタテハチョウ科の仲間、クワガタムシなどの甲虫類、スズメバチなどがよく集まります。
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