2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧
カテゴリー:科学おもしろ話 はじめに 森の中や田んぼでカエルの観察を行なっていると、ときどき白いカエルを見かけることがあります。写真1は、「ゆるむしの森」で見られた通常の緑色のニホンアマガエル Hyla japonica ですが、写真2、3は白くなった個体で…
カテゴリー:樹木と草本 先のブログ記事で「ゆるむしの森」の秋の草本を紹介しました(→秋の下草)。この記事では秋の下草第二弾として、昨日(10月21日)観察した草本を中心に紹介します。 秋と言えば、お馴染みのセイタカアワダチソウ Solidago canadensis…
カテゴリー:樹木と草本 10月も中旬を過ぎ、寒暖の差が激しくなってきました。「ゆるむしの森」でも本格的な秋の様相を呈してきましたが、ここでは9月から10月中旬までに見られた主な下草について紹介します。 繁殖力が強いつる性植物の一つとしてカラスウリ…
カテゴリー:生き物観察 私たちにとって最も馴染みが深いチョウの一つと言えば、アゲハチョウ(ナミアゲハ)Papilio xuthus(アゲハチョウ科)ではないでしょうか。何と言ってもチョウのなかでも最も大きい翅をもつ部類であり、発生数も圧倒的に多いので目立…
カテゴリー:科学おもしろ話 ゴマダラチョウは日本を代表するタテハチョウ科のチョウです。翅の模様はまさしく胡麻斑(ごまだら)という感じですが、実際は黒地に白い斑紋があると言った方が正確でしょう(図1上)。近い種としてアカボシゴマダラがいます。…
カテゴリー:樹木と草本 ウマノスズクサは Aristolochia debilis は、ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属の多年生つる植物です。葉っぱは、トランプのスペードマークを引き延ばしたような形(葉先は丸い)をしていて可愛いですが、独特の臭いがあり、そして強…
カテゴリー:科学おもしろ話 チョウ(鱗翅)目の幼虫には様々な形態があります。幼虫の形態の多様性については、進化の結果と言ってしまえばそれまでですが、どうしてそのような形をしているのかと思うほど謎めいたものが多いです。たとえばタテハチョウ科の…
カテゴリー:生き物観察 前の記事でゆるむしの森のカエルを紹介しました(→ゆるむしの森のカエル)。そこでも少し触れましたが、森の中では頻度は少ないものの「キュッ、キュッ」とアカガエルと思われる鳴き声が聞こえることがあります。写真に収める機会が…
カテゴリー:生き物観察 以前のブログ記事で、「ゆるむしの森」にはオナガミズアオが生息していることを記しました(→オナガミズアオ)。チョウ目ヤママユガ科に属する、きれいな青白色の大型の蛾です。最初に森の中でこの蛾を見つけたときは、てっきり類縁…
カテゴリー:樹木と草本 「ゆるむしの森」は、休耕田に草木が生え始めてから10年も経ちませんが、すでに多種多様な樹木が見られ、これまで40種類以上を確認しています。樹高 10 mを超える高木はハンノキ、アキニレ、エノキ、ムクノキ、クワ、ハリエンジュ、…
カテゴリー:樹木と草本 10月の入り、「ゆるむしの森」でもちょっぴり秋の様相を呈してきました。ここでは今の時期の森の様子を、樹木を中心に紹介したいと思います。森の周囲には常緑の高木も見られますが、森内に生えている高木、亜高木はすべて落葉広葉樹…