ゆるむしの森プロジェクト

休耕田に自然発生した森林緑地「ゆるむしの森」の観察、管理・運営活動を中心とする情報ブログ

#コムラサキ

ゴマダラチョウの産卵

9月に入り、「ゆるむしの森」周辺の田んぼでも稲刈りが始まりました。気温はまだ高いですが、秋を感じますね。 9月はコムラサキ亜科のチョウの 3 化目の羽化が盛んになる時期です。ゆるむしの森では、コムラサキ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラの3種を…

6月のチョウ–2023

カテゴリー:生き物観察 2023.06.25更新 梅雨の時期になると、晴天が少なくて、チョウ観察ができる日も少なくなります。ここでは、6月の数少ない晴れた日を選んで観察できたチョウ類を紹介します。 5月のチョウについてはタテハチョウを中心に既に記していま…

今年初めてのチョウの分布調査

カテゴリー:生き物観察 「ゆるむしの森」では、例年、3月から12月にかけてチョウの分布の定量調査を行っています。週に一度、晴天で気温13℃以上の日を選び、チョウの成虫の種類と数を記録しています。 この調査は、トランセクト調査 [1] という方法に準じて…

12月の越冬幼虫調査

カテゴリー:生き物観察 今年も12月に入り寒さが増してきました。ゆるむしの森では飛翔するチョウの姿もめっきり減りましたが、それでもモンチロチョウ、キタキチョウ、モンキチョウ、キタテハ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミなどがまだまだ見られます。一方…

7月のチョウ類ーその2

カテゴリー:生き物観察 先週のブログ記事で、7月の「ゆるむしの森」で見られたいくつかのチョウの仲間を紹介しましたが、昨日、追加の種を撮ることができましたので、ここでアップします。 夏の真っ盛りの森は下草が伸び、いくつかの樹木の幼木は隠れてしま…

ヤナギ類に群がる昆虫

2022.06.29更新 カテゴリー:生き物観察 樹液を出す木と言えばクヌギがコナラがよく知られています。残念ながら「ゆるむしの森」のクヌギやコナラはまだ低幼木の段階であり、樹液は期待できません。他方、樹液ではクヌギに劣らないヤナギ類が豊富にあります…

5月のタテハチョウ

カテゴリー:生き物観察 「ゆるむしの森」は平野のど真ん中にある小さな森ですが、タテハチョウの仲間が豊富に生息し、5月のこの時期1化目の個体が乱舞する姿を見ることができます。先のブログ記事「5月上旬の昆虫」でも紹介しましたが、飛ぶ姿が目立つの…

カワヤナギ上の越冬幼虫

カテゴリー:生き物観察 今日は「ゆるむしの森」のメダケの伐採・管理作業を行なう傍ら(→メダケの伐採管理)、ヤナギ類に生息するコムラサキの越冬幼虫の観察を行ないました。数日前、主幹上を移動する幼虫を目撃していましたので(→コムラサキ亜科幼虫は冬…

コムラサキ亜科幼虫は冬支度

カテゴリー:生き物観察 「ゆるむしの森」にはヤナギ類やエノキが豊富にあります。これらを食樹とするコムラサキ亜科(Apaturinae)のチョウにとっては棲みやすいと思われ、夏季にはコムラサキ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラが飛ぶ姿が頻繁に見られます…