ゆるむしの森プロジェクト

休耕田に自然発生した森林緑地「ゆるむしの森」の観察、管理・運営活動を中心とする情報ブログ

#幼虫

アゲハチョウ

カテゴリー:生き物観察 私たちにとって最も馴染みが深いチョウの一つと言えば、アゲハチョウ(ナミアゲハ)Papilio xuthus(アゲハチョウ科)ではないでしょうか。何と言ってもチョウのなかでも最も大きい翅をもつ部類であり、発生数も圧倒的に多いので目立…

幼虫の角は護身用

カテゴリー:科学おもしろ話 チョウ(鱗翅)目の幼虫には様々な形態があります。幼虫の形態の多様性については、進化の結果と言ってしまえばそれまでですが、どうしてそのような形をしているのかと思うほど謎めいたものが多いです。たとえばタテハチョウ科の…

ヤナギ類に群がる昆虫

2022.06.29更新 カテゴリー:生き物観察 樹液を出す木と言えばクヌギがコナラがよく知られています。残念ながら「ゆるむしの森」のクヌギやコナラはまだ低幼木の段階であり、樹液は期待できません。他方、樹液ではクヌギに劣らないヤナギ類が豊富にあります…

5月上旬の昆虫

カテゴリー:生き物観察 5月初旬の大型連休に明けに「ゆるむしの森」を訪れました。森はますます緑の度合いを増していました。たくさんのチョウが乱舞していて、目立ったのがゴマダラチョウとアカボシゴマダラです。5月初めは1化目の羽化が続々と始まる時…

4/30-今日の生き物観察・キジの夫婦

カテゴリー:生き物観察 今日の「ゆるむしの森」は昨夜の雨から一転、よく晴れた清々しい新緑の森でした。しかし、日中でも20℃に至らず、4月末としては肌寒い日となりました。写真1は森の中央に位置する二つのハンノキの孤立木です。 写真1 この森には国鳥で…

ミドリシジミ

カテゴリー:生き物観察 「ゆるむしの森」の特徴の一つとして、ハンノキを中心とした森があります。この森や周辺には、ハンノキが好む湿地があるわけでもないのに、数えただけでも10 m 程度のハンノキが50本程集まった森が形成されています。 ハンノキと言え…

コムラサキ亜科幼虫は冬支度

カテゴリー:生き物観察 「ゆるむしの森」にはヤナギ類やエノキが豊富にあります。これらを食樹とするコムラサキ亜科(Apaturinae)のチョウにとっては棲みやすいと思われ、夏季にはコムラサキ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラが飛ぶ姿が頻繁に見られます…

ゴマダラチョウとアカボシゴマダラ越冬幼虫の脱皮

カテゴリー:生き物観察 今日は、半月前に放虫したゴマダラチョウの越冬幼虫の様子を観察に来ました。ハンノキの森はもうだいぶ色付いていて、下草も伸びてきました(写真1)。 写真1 エノキの低木にもすっかり若葉がついていました(写真2)。この森には樹…