カテゴリー:生き物観察
今日は「ゆるむしの森」のメダケの伐採・管理作業を行なう傍ら(→メダケの伐採管理)、ヤナギ類に生息するコムラサキの越冬幼虫の観察を行ないました。数日前、主幹上を移動する幼虫を目撃していましたので(→コムラサキ亜科幼虫は冬支度)、葉上から沢山下りてきていることを期待してのことです。
写真1に、観察したカワヤナギの一つを示します。森内には、このようなカワヤナギが10本程存在します。
↓写真1 カワヤナギ
早速、主幹を観察したところ、1分程で最初の幼虫を見つけることができました(写真2)。地上から0.7 mほどの高さで、樹皮の隙間にうまく乗っかって位置どりしていました。体長は約 8 mm の小さな幼虫なので、目を凝らして探す必要があります。
↓写真2
目が慣れてくると、次々と幼虫が見つかりました。写真3には、2匹の幼虫が並んでいます。
↓写真3
写真4の幼虫は、樹皮の内側に入り込んでいるのでちょっとわかりにくいです(矢印の位置)。
↓写真4
このカワヤナギでは、合計7匹を見つけることができました。他のカワヤナギも当たってみましたが、やはり続々と幼虫が見つかりました。一方、マルヤナギでは見つけるができませんでした。
幼虫探しをしている間に、周りを黒っぽいチョウが飛んでいるのが目につきました。幼虫探しを中断して、追跡しながら葉上に止まったところを見たら、ヒオドシチョウでした。急いでカメラに収めようとしましたが、逃げられてしまいました。ヒオドシチョウを見たのは今年初めてです。
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