ゆるむしの森プロジェクト

休耕田に自然発生した森林緑地「ゆるむしの森」の観察、管理・運営活動を中心とする情報ブログ

セセリチョウ科

2022.10.12更新  ゆるむしの森のチョウ

セセリチョウ科 Hesperiidae に属するチョウの生息は、これまで5種を確認しています。目撃頻度は:稀 (+) 、少ない +、中程度 ++、多い +++ で表しています。

                   

チャマダラセセリ亜科 Pyrginae

ダイミョウセセリ Daimio tethys 

●前翅長:16–22 mm  ●時期:4–10月  ●目撃頻度:++  ●幼虫の食草:ヤマノイモ科(ヤマノイモ、ツクネイモ、オニドコロ、エドドコロ、ニガカシュウなど)

                   

セセリチョウ亜科 Hesperiinae

イチモンジセセリ Parnara guttata

●前翅長:15–21 mm  ●時期:5–11月  ●目撃頻度:+++  ●幼虫の食草:イネ科(イネ、エノコログサジュズダマススキ、チガヤ、メダケなど)、カヤツリグサ科(シラスゲ、ミヤマシラスゲ)

                   

チャバネセセリ Pelopidas mathias

●前翅長:14–21 mm  ●時期:5–11月  ●目撃頻度:+++  幼虫の食草:イネ科(イネ、ススキ、ジュズダマ、チガヤ、メダケ、メヒシバなど)、カヤツリグサ科(ハマスゲ、ヒメクグ)

                   

オオチャバネセセリ Zinaida pellucida

●前翅長:15–21 mm  ●時期:5–10月  ●目撃頻度:+++  ●埼玉県准絶滅危惧2型(NT2)[1●幼虫の食草:イネ科(イネ、エノコログサ、クマザサ、ススキ、チガヤ、ミヤコザサ、メダケなど)

                   

キマダラセセリ Potanthus flavus

●前翅長:13–17 mm  ●時期:5–10月  ●目撃頻度:●幼虫の食草:イネ科(アシボソ、イヌビエ、クマザサ、ススキ、メヒシバ、メダケなど)

                   

上記 5 種以外に、今年(2022年)初めて、ギンイチモンジセセリを目撃しました。近くの春日部市でも目撃例があるようなので生息している可能性がありますが、幼虫などの発生も含めて確認中です。

                   

引用文献

[1] 埼玉県レッドデータブック動物編2018  (6) 昆虫類 ② チョウ目チョウ類: https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/129694/16reddatabook-chourui.pdf

                   

カテゴリー:ゆるむしの森のチョウ