ゆるむしの森プロジェクト

休耕田に自然発生した森林緑地「ゆるむしの森」の観察、調査記録、管理・運営活動を中心とする情報ブログ

シロチョウ科

2024.04.27更新 ゆるむしの森のチョウ

「ゆるむしの森」および周辺エリアで、これまで観察できたシロチョウ科 Papilionidae のチョウは5種です。時期については、成虫の出現時期を表します。目撃できる個体数については:多い +++ 、中程度 ++、少ない +、稀 (+) で表しています。

                   

モンキチョウ亜科 Coliadinae

モンキチョウ  Colias erate  英:Eastern Pale Clouded Yellow

●前翅長:24–33 mm  ●時期:3–11月  ●越冬態:蛹  ●目撃頻度:++  ●幼虫の食草:シロツメクサカラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)ミヤコグサムラサキツメクサ(アカツメクサ)レンゲソウなどの多くのマメ科植物

備考:最も普通に見られるチョウの一つです。飛び方は活発で、キチョウほど黄色っぽさ(♂の場合)が目立ちません。

                   

キタキチョウ(キチョウ) Eurema mandarina  英:Common Grass Yellow

●前翅長:19–27 mm  ●時期:3–11月  ●越冬態:成虫  ●目撃頻度:+++  ●幼虫の食草:ネムノキ、ハギ類、ウマゴヤシ、ハリエンジュなどのマメ科、クロウメモドキなどのクロウメモドキ科植物

備考:普通種ですが、5月から初夏にかけては個体数が少なくなります。秋に大発生します。

                   

モンシロチョウ亜科 Pierinae

モンシロチョウ Pieris rapae  英:Small White

●前翅長:20–30 mm  ●時期:3–11月  ●越冬態:蛹  ●目撃頻度:+++  ●幼虫の食草:アブラナシロツメクサ、キャベツなどの多くのアブラナ科植物

備考:ゆるむしの森で、年間を通じて最も個体数が多いチョウです。特に春に多く見られます。

                   

スジグロシロチョウ Pieris melete  英:Gray-vanied Whilte

●前翅長:25–35 mm  ●時期:4–10月  ●越冬態:蛹  ●目撃頻度:+  ●幼虫の食草:イヌガラシ、スカシタゴボウ、ダイコン、アブラナカラシナなどのアブラナ科植物

備考:モンシロチョウよりやや大きく、飛び方も緩やかで、林縁や林間など日陰が多い場所をヒラヒラ飛んでいることが多いです。普通種ですが、ゆるむしの森ではモンシロチョウよりはるかに少なく、なかなかお目にかかれません。

                   

ツマキチョウ Anthocharis scolymus  英:Yellow Tip

●前翅長:20–30 mm  ●時期:3–5月  ●越冬態:蛹  ●目撃頻度:+  ●幼虫の食草:タケツネバナ、イヌガラシ、スカシタゴボウハナダイコンヤマハタザオ・ハタザオ・ミヤマハタザオなどのアブラナ科植物

備考:モンシロチョウより一回り小さく、飛び方はやや直線的かつ緩やかです。春にこのような飛び方をしている小さなシロチョウを見たら、本種の可能性が高いです。♂は前翅の先端がオレンジ色をしており、目を凝らすと飛んでいてもその色を確認できます。普通種ですが、春にしか発生しないので(春の妖精と呼ばれている)、見逃しやすいです。
                   

カテゴリー:ゆるむしの森のチョウ