カテゴリー:樹木と草本
昨年、「ゆるむしの森」で何種類かの樹木の幼木を見つけました(→森の中の幼木)。そのなかにクヌギとコナラがありました。この森にはブナ科の高木はありませんが(隣接する神社境内にはシラカシ高木あり)、クヌギ、コナラの低幼木(樹高 5 m 以下)はあちこちに生えていて、これから成長が期待される貴重な樹木です。
今年も春になって、これらの幼木が急激に新葉をつけてきました。写真1はクヌギです。樹高は 1 m ほどです。
↑写真1 クヌギの幼木
葉の上を見たら、ナミテントウの蛹がありました(写真2)。
こちらはコナラです。クヌギと同じく樹高 1 m ほどです(写真3、4)。
↑写真3 コナラの幼木
↑写真4 コナラの幼木-2
クヌギとコナラは多種類の昆虫の幼虫の食草として知られています。また成木になれば樹液が豊富で成虫のエネルギー源となります。
幼虫期にクヌギとコナラを食べる昆虫としてよく知られているのが、ゼフィルス類のシジミチョウです。この森から約 200 m の距離にある雑木林にはミズイロオナガシジミやウラナミアカシジミを確認していますので、この森での生息も十分に期待できます。
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