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「ゆるむしの森プロジェクト」は、現在、NPO 法人化を目指しながら 10 名弱で活動を行っている有志の任意団体です。活動内容は昆虫を中心とする生き物観察、生態環境の調査、科学教室・ワークショップの開催、講演会などです。活動の目的として、自然観察や森の保全を通じた科学情報リテラシーの向上や自然との共生の目指しています。
今年 6 月から、埼玉県東部の平野の真ん中にある私有地の森を自然観察候補地および活動拠点の場として借用し、「ゆるむしの森」と名付けて、まずは調査活動を開始しました。森と言っても、休耕田に自然木が生え始めて 10 年に満たない亜高木・灌木の森と草地であり(写真1, 2)、約 0.9 haの小さなエリアです。
今日、メンバー数人で初めて本格的に視察・調査に入りました。
↓写真1

↓写真2

視察してわかったことは、この森はそれぞれハンノキ、アキニレ、竹林(メダケ)、および混成木で構成される4つの林のエリアがあることです。部分的にエノキ、ムクノキ、ヤナギ類、クワなども多く見られました。また、クヌギ、コナラ、アラカシ、シラカシ、ケヤキ、イヌシデ、オニグルミ、イロハモミジ、クスノキ、ネズミモチ、カキノキ、ミズキなどの亜高木、低幼木もあることがわかり、これらが全て休耕田に短期間で生えてきた自然木であることを考えると驚きです。一つの森林生態系形成の初期段階という意味で、非常に興味深く感じました。
森の間には田んぼや畑があり(写真3)、平野のど真ん中にありながらいわゆる里地の風景が展開されている印象を受けました。
↓写真3

森の直ぐ傍には小川(用水路)があり、水生生物の環境としても期待できることがわかりました。小川沿いは、地元の農家の方が植えたムクロジ Sapindus mukorossi(ムクロジ科)もありました。
森の中はまだ人が入りにくい状態なので、これから、観察路の確保のために随時選別・伐採を行ない、調査を続けながら徐々に整備をし、自然観察園としての開設を目指していきます。
今日、観察した昆虫については別ページに記載します(→ゆるむしの森ー初めての生き物観察)。
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