カテゴリー:生き物観察
2025年も春を迎え、ゆるむしの森でも昆虫たちが動き始めました。ブログ更新がおろそかになっていましたが、今日(4 月 5 日)までに見られたチョウ類を紹介します。
写真1 は 2 月末のアキニレの林です。落葉した木々がとてもきれいです。この時期まだ芽吹いていませんが、何となく春を感じさせます。地面に白っぽく見える枯れ草の群生はチヂミザサです。初夏になれば、青々と地面を覆い尽くし、ジャノメチョウのエサになります。
↑写真1 アキニレ Ulmus parvifolia の林(2025.02.27)
今年最も早く見ることができたチョウは、ムラサキツバメとキタテハでした。どちらも成虫で冬を越す種で、冬でも暖かい日には姿を現します。
↑写真2 ムラサキツバメ Arhopala bazalus(2025.02.17)
早春においては、キタテハは最も多く見られるチョウ種です。
↑写真3 キタテハ Polygonia c-aureum(2025.02.27)
写真4 は菜の花(セイヨウアブラナ)にとまるキタテハです。シャッターチャンスと思い、慌てて撮りましたが、焦点が合わないピンボケになってしまいました。
↑写真4 キタテハ(2025.03.26)
早春、キタテハの次によく見られるのがモンキチョウで、2 月から見ることができます。最近、幼虫で越冬すると言われるようになりましたが、この森での観察を考えるとそうは思えません。明らかに成虫で越冬していると思われます。
写真5 は翅が痛んだモンキチョウの雌で、いかにも成虫で冬を過ごしたという感じです。
↑写真5 モンキチョウ Colias erate(2025.03.26)
春に最も早く発生するチョウと言えばモンシロチョウでしょう(写真6)。3 月初旬から羽化が見られます。4 月に入ると急に個体数が増え、いま最も多く見られるチョウになっています。
↑写真6 モンシロチョウ Pieris rapae(2025.03.14)
春に発生するシジミチョウでは、ベニシジミとツバメシジミが最も早く姿を現します(写真7)。
↑写真7 ベニシジミ Lycaena phlaeas(2025.04.05)
菜の花にとまるベニシジミも撮ることができました(写真8)。
↑写真8 菜の花で吸蜜するベニシジミ(2025.04.05)
写真9 はツバメシジミです。この時期、早速カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)で産卵する姿を見ることができます。
↑写真9. 枯れたオギにとまるツバメシジミ Everes argiades(2025.04.05)
このほかに、アゲハ、キチョウ、テングチョウ、ウラギンシジミ、ヤマトシジミを見ることができましたが、シャッターチャンスがありませんでした。
森の一角には、タチツボスミレが花を咲かせていました(写真10)。ツマグロヒョウモンをはじめヒョウモンチョウ類の食草になります。
↑写真10. タチツボスミレ Viola grypoceras(2025.04.05)
タチツボスミレは丸っこいハート形の葉が特徴的で、他のスミレの多くが紫色の花を咲かせるのに対し、花は薄紫色です。
↑写真11. タチツボスミレの花(2025.04.05)
最後の写真はサクラ(ソメイヨシノ)です(写真12)。この時期満開を迎えていました。
↑写真12. 満開を迎えたサクラ(2025.04.05)
春の後半のチョウについては追って紹介したいと思います。
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